エイはエイ科の軟骨魚類の総称で世界に生息するエイの種類は約350種類、日本近海には50種類がいるといわれています。シーバスのウエーディングやサーファーの人達がエイを踏んずけて刺されるエイはアカエイがほとんどです。船釣り、ショアでも釣れた魚に食ってくることよくありますよね。。
もしもエイに刺されたら。。
何もしなければ攻撃されませんが、砂の中に埋もれて見えないため、過って触れたり踏んで刺されてしまいます。ウェットスーツ、マリーンブーツ、長靴までも貫通させるという鋭く硬い毒のあるトゲに足のくるぶしを刺されると、ハンマーの尖った部分の先で叩かれたような激痛がはしります。次第に歩けないほど痛みがヒザ下全体に広がり、ひどい場合は発熱、失神などを起こすこともあります。更にはクラゲ、スズメバチと同様、アナフィラキシーショック(急性/重度の過敏症アレルギー反応)により血圧/脈拍低下、呼吸障害で死に至る事もあります。2度目の方要注意です。
1、清潔な水で傷口を洗い流し、棘が刺さっていればピンセットやペンチで棘を抜き、出来るだけ毒を絞り出す。
2、バケツなどに、足を入れておける限界の熱さ(45℃くらい)のお湯をはって、患部(足)を入れる
お湯が冷めたら、熱湯などを足して、また限界の熱さにする30分~1時間漬けるとタンパク毒が熱で固まり体内に広がらなくなります。痛みも固まるにつれて消えてきます。
3、痛みが引いたらステロイド系の軟膏を塗り、病院に行きましょう。
鬼カサゴ・ミノカサゴ・ゴンズイの毒もタンパク系ですので同じ応急処置でOKです。
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