エイはエイ科の軟骨魚類の総称で世界に生息するエイの種類は約350種類、日本近海には50種類がいるといわれています。シーバスのウエーディングやサーファーの人達がエイを踏んずけて刺されるエイはアカエイがほとんどです。船釣り、ショアでも釣れた魚に食ってくることよくありますよね。。

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実は食べれます。乾物のエイヒレもアカエイです。北海道ではカスベと呼び、みそ煮、焼物、吸物、煮物、煮こごり等の料理にもされます。 利用する部分はヒレとその周辺で、軟骨を含みます。エイを捌く時は体の中央部分を残し左右のヒレ部分を付け根から切り落とすだけ。エイの旬は夏場になります。アンモ二ア臭が出やすいので早めの下処理がポイントになります。栄養的には特にみるべきものはありませんが、コラーゲンが多いのが特徴と言えるでしょう。も一つ面白いの見つけたwエイ皮。 古来よりエイは人間の暮らしと密接な関係にあった歴史があり武具や日本刀の柄に、ヨーロッパでは家具の表面や装飾品に用いられてきました。日本近海で捕獲されるアカエイには背中にスターマークはなく東インド会社を経てペルシャ産のエイ皮が輸入されていました。
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もしもエイに刺されたら。。 
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何もしなければ攻撃されませんが、砂の中に埋もれて見えないため、過って触れたり踏んで刺されてしまいます。ウェットスーツ、マリーンブーツ、長靴までも貫通させるという鋭く硬い毒のあるトゲに足のくるぶしを刺されると、ハンマーの尖った部分の先で叩かれたような激痛がはしります。次第に歩けないほど痛みがヒザ下全体に広がり、ひどい場合は発熱、失神などを起こすこともあります。更にはクラゲ、スズメバチと同様、
アナフィラキシーショック(急性/重度の過敏症アレルギー反応)により血圧/脈拍低下、呼吸障害で死に至る事もあります。2度目の方要注意です。

1、清潔な水
で傷口を洗い流し、棘が刺さっていればピンセットやペンチで棘を抜き、出来るだけ毒を絞り出す。

2、バケツなどに、足を入れておける限界の熱さ(45℃くらい)のお湯をはって、患部(足)を入れる
お湯が冷めたら、熱湯などを足して、また限界の熱さにする30分~1時間漬けるとタンパク毒が熱で固まり体内に広がらなくなります。痛みも固まるにつれて消えてきます。
3、痛みが引いたらステロイド系の軟膏を塗り、病院に行きましょう。

鬼カサゴ・ミノカサゴ・ゴンズイの毒もタンパク系ですので同じ応急処置でOKです。